9:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/15(火) 23:12:57.57 ID:R53GEazzO
「何時から、来てないんだ?」
「……ぅん、気付いたのは昨日なんだけど、そこから数えて二ヶ月と半くらい」
二ヶ月と半。
不味い、非常に不味い。
これは俺の人生真っ暗ルートじゃないのか? いや、自業自得だけど。
「と、とりあえず立ち話もなんだ、うち、来いよ」
またも消え入りそうな声で了解の意を示した美琴を連れ、寮に向かう。
学校終わりの、本来なら至福の行進となるべき帰路は、デスマーチへと姿を変えていた。ああ、なんでこんなことに……。
自業自得はわかってますでもたった一回ですよ? 上条さん生涯たった一回のヤンチャにこの報いですか? あんまりですよカミサマホトケサマ。
等と愚痴りたい心を抑え、デスマーチを続ける。
もはや美琴は、手を引かなければ歩いてくれないレベルに落ち込んでいた。
寮につく。と、いうか着いてしまった。
時間なんて止まれば良いのに。
「まああがってくれよ。お茶くらいだ――」
「とぉまっ……あたし、あたしどうしよ――っ。産んでいいの?!」
「――っ」
物凄い剣幕で俺に迫り、またしがみつく美琴に、俺は贖罪の念しかなかった。
13:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/15(火) 23:18:06.49 ID:R53GEazzO
――とりあえず話し合わなくては。
「美琴、落ち着いてくれ。それを今から話し合おう? な?」
音もなく頷く美琴。その姿がまたも、俺の罪の意識を重くした。
居間に美琴を座らせ、自分も正面に座る。
今も混乱する頭を叩いて納得させ、話を切り出した。
「とりあえず、だ。美琴、お前がもし妊娠してたら、俺は産んでほしいと思う」
率直というか、出てきた気持ちをそのまま伝えた。
この期に及んでどっちつかずの発言はこいつを混乱させるだけだし、素直な感想でいいと思ったからだ。
……俺は、産んでほしいのだ。
例えそれが、望まれなかった子供でも。
俺が孕ませたという事実があるのなら、それは俺の子だし、護らなければならない。
もちろん母子もろともな。
たしかに世間は冷たいだろう。沢山の人にもきっと迷惑を掛けると思う。
でも、それでも。
護るときめたなら。
俺は、くだらねえ世間体なんてぶち壊してみせる。
20:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/15(火) 23:35:25.27 ID:R53GEazzO
「……産んでいいの?」
まさに恐る恐るといった感じで、美琴が聞いてきた。
「ああ。というか、産んでくれ頼む」
再度肯定する。美琴を安心させてやるためだ。
付き合い始めてから知ったが、この少女は儚い。
自意識過剰ではない方だと思うが、美琴は俺に依存しているのだと確信して言える。
以前は可愛いもんだとその程度だったが、こういう事態では致命的だ。
もしここで俺が味方になれなかったら、この少女は壊れてしまうだろう。
「でも、産むって言ったって……。なんていうか色々あるし……」
「わかってる、そこは任せろ。なんとかならないことをなんとかしてくる」
お前は心配しなくていいよ、と頭を撫でてやる。
シャンパンゴールドの滑らかな髪がさらさらと指の間をこぼれた。
俺は美琴の横に座り直し、また髪を撫でた。
「これから、大変になると思う。けどな、俺が護るから。大丈夫だからな」
約束だ、と言って小指をだすと、この話を始めてから、美琴は初めて笑顔を見せてくれた。
25:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/15(火) 23:50:41.42 ID:R53GEazzO
一応二人の共通見解として産む、と決まったこともあり、その日はそれでお開きとなった。
美琴を寮まで送り、その帰り道。
白い息を吐きながらポケットに手を突っ込むが、震えが止まらない。
俺って親になるんだな。
親父か。
どんなことしてやればいいんだろうな。
たくさん笑って、いっぱい怒って、すこし泣いたら、また笑って。
何故だろう。すこしにやけてしまった。
「俺も緊張感ねえな……」
1人、笑った。
29:
◆2KoqOK3/11Bc :2009/12/16(水) 00:07:09.96 ID:R53GEazzO
「あら? 上条ちゃんじゃないですか」
「小萌先生」
また妙な時に会うものだ。この人はなんていうか、ちょうどいいのか悪いのか。
「どうしました? 上条ちゃん、元気が無さそうですけど」
小萌先生には言っていいのだろうか。悩みどころである。
「……先生、仮定の話なんですけど、少し付き合ってもらえますか?」
「いいですよ。今の小萌先生は聞くのが趣味ですからね」
了解をえたところで、話を切り出した。
「あるところに恋愛関係にある若い男女がいました。二人は愛し合い、一線を越えてしまいました。しかし大変。彼女が妊娠してしまいました」
息継ぎ、続ける。
目をつむって話を聞く小萌先生がりりしく見えた。
「その男女は産むことにしました。しかし、そこには大きな障害がありました。二人はまだ高校生だったのです」
そのまんまだ。なにも変わっていない真実。
これでは俺の悩みも、全てバレてしまっていることだろう。
33:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/16(水) 00:31:24.15 ID:V7Os89ncO
「上条ちゃん」
小萌先生は目を開け、言った。
「高校生で産むのは私は反対です。理由は単純、育てられないからです」
黙して、耳を傾ける。
「たしかに産みたいのはわかります。でも、それを止めるのが大人の役目」
「子供を作るのも大人になってから計画的に。これも大人だからできることです」
「どこからが大人で、どこまでが子供か。上条ちゃん、じゃなかったその男女はそれがわからないから悩んでます」
「自分のある状況を理解できない内は、まだまだ子供なんですけどね」
「でも最後に一つ。産むか産まないかは、あなたがたが決めることです。私はその選択が間違っていると思っても、言いません」
「一生懸命考えて、それで産む、と答えを出せたなら、それはそれで1人の大人です。その生き方は邪魔できませんから」
「まあ簡単に言うと、私は反対ですが応援もします、っていう曖昧な答えです。ごめんなさい上条ちゃん」
「いや、ためになりました……。ありがとうございます、小萌先生」
65:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/16(水) 09:36:17.68 ID:V7Os89ncO
「それはよかったです。……上条ちゃん、先生は迷える生徒の味方ですよ」
「はい。――ありがとうございました」
礼を言って小萌先生と別れた俺は、寮へと歩を進めた。
寮についた訳だが、夕食を食べ忘れたという酷くどうでもいいことを思い出した。
まあ全く腹が減っていないのでキッチンはスルーするのだが。
……。
ベッドに横たわり、思案する。
これから、どうしよう。
まずは、親への連絡だろう。いや説得というべきか。
堕ろせと言われるのも百も承知な訳で。
まあ、俺が美琴との子供を産んでやりたいと思う気持ちと、親が俺たちに堕ろさせたいという気持ちは、きっと同じなんだ。
でも。
通らない道理を通してこその男だ。
明日あたりに電話するつもりだったが、気が変わった。
まだ夜の9時、起きててくれているだろう。
俺は携帯を手にとった。
68:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/16(水) 10:13:01.36 ID:V7Os89ncO
話は直ぐに終わった。親父が、反対しなかったのだ。
学校辞めても良いとまで言われては、感謝しないわけにはいかないが。
――男の責任果たしてこい。
親父の言葉だ。
俺はこんな親父になれるのだろうか。
「男の責任ね……」
明日学校休んで美琴と話そう。
俺は学校やめて育てる意志があること、そして学園都市をでて、どっか違う場所で育てよう。
美琴にその旨をメールして、今日は寝ることにした。
当然のごとく、寝付けなかったが。
69:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/16(水) 10:13:49.59 ID:V7Os89ncO
一応補足
俺のSSでは共通してロリ教会等魔術師側はいません帰りました
でうにさんと美琴さんはお付き合いしてます
79:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/16(水) 11:39:45.30 ID:V7Os89ncO
「おはよ」
翌朝、美琴を俺の寮に呼んでいた。
「ああ、おはよう。あがってくれ」
美琴が疲れているようで、実際窶れているように見えたし、目の下のくまもかなりくっきりとみてとれた。
俺も似たような顔してるわけだが、そこは美琴を心配せざるを得ない。
俺の前にたち、廊下を歩く美琴に言を掛ける。
「美琴、大丈夫……じゃないだろうけど、何かできることあったら言ってくれよ」
「あ、うん。大丈夫だから」
振り返って無理にはにかもうとしているのに笑えていないのが心に刺さる。
こいつの笑顔を知っている身としては、こんな作り笑いでは騙されてあげられない。
俺は無言で、肩を抱いてやった。
「妊娠検査薬使ったの」
俺の胸に、美琴が呟いた。
85:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/16(水) 12:05:22.73 ID:V7Os89ncO
「陽性だった」
まあそうだろうな。
あまりショックを感じなかったが、美琴の方は違うようだ。
「美琴」
美琴を抱き寄せ、耳元で囁く。
「愛してる。だから大丈夫だ」
そのままどれほどか、美琴の息吹を感じていた。
「ふぇえ……。怖いよとおまぁ……」
美琴が泣き出した。握られる爪が、俺の胸に食い込む。
「あたしっ、あたし弱いよ……。もうとおまの前じゃ泣かないって昨日決めたのに……」
「俺だって怖いよ。これからどうなるかわかんねえ怖さは半端じゃない」
「1人じゃ怖くて、逃げ出しそうになっちまうのは分かる。でもな、だからこそ、カミサマは子供を二人で作るもんにしたんだと思うぜ」
勝手な理想像だけど、美琴には充分だと思った。
105:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/16(水) 15:51:13.64 ID:V7Os89ncO
なきじゃくる美琴を宥め、居間に座らせる。
実際産むとなると、現実的なことも話さなくてはいけないわけで。
「それで美琴は親とかには話したのか?」
「うん、でもやっぱり堕ろした方がいいって……」
「まじか……」
まあそうだろうな普通は。
ただでさえこいつはまだ中学生なわけだし。働くこともできないのだ。
「一応、うちの親は、責任とって育てろって」
こちらは大丈夫なことを伝える。これで美琴がほっとしてくればいいのだが。
「でも、もし産めることになっても、どこで育てるの? とうまはあてはあったりするの?」
「あー……。今のところは無い」
流石に実家に住むわけにはいけないしな……。
「でもどっか知らないとこに三人でいって住むのもなんかおつなもんじゃねえか?」
115:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/16(水) 17:06:57.46 ID:V7Os89ncO
「知らない場所かぁ……。確かに素敵ね」
「だろ? ってかもう駆け落ちでもしちまえば楽なんだけどな」
するっと口からでたが、駆け落ちか……。
今の現状から考えるととたん現実味をおびてくる。
「駆け落ちって……。さすがにそれ――」
「するか。駆け落ち」
一瞬、場が静まり返る。しん、と音が聞こえそうだ。
「駆け落ちしちまえば邪魔なもんは何にもないぜ?」
「でも後ろ楯もなくすことになるわよ? 誰にも助けてもらえないじゃない」
「……俺が、なんとかする」
「美琴が言いたいことはわかるけどな、俺だってなにもしないわけじゃない。死ぬ気で働いて、お前達を食わせる。それじゃだめか?」
「当麻……」
131:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/16(水) 18:12:54.25 ID:V7Os89ncO
「それでもどうしようもなくなったら、目でも肺でも心臓でも売ってやる。だから信じてくれ、美琴」
うつむく美琴を見据えて言い切った。
しかし美琴は大人だ。俺なんかよりよっぽど現実的で大人なのだろう。
それでも俺は、決めたことを守りきれる大人になるときめたから。
「わかったからっ……わからったからそんな、死んでも言いなんていわないでよ……」
俺は謝らない。
謝れない。
ここで先ほどの言を嘘にしてしまったら、もし駆け落ちした後に残った人を裏切ってしまう。
駆け落ちなんて狂気の沙汰、死ぬ覚悟でなければ女も子供も護れはしない、そうおもったから。
「美琴、俺はお前のためなら死ねる。ましてや子供もいるんだ。比喩じゃなくて、本当に死ぬほど働く。だから――」
「だからついてこいっての? ……ばかね、こんないい男逃したら、あたし一生後悔するわ」
右目からこぼれた粒が、美琴の頬を伝った。
148:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/16(水) 19:37:00.27 ID:V7Os89ncO
「ああ。ありがとな、美琴」
そう言って俺は、美琴の唇を奪った。
「んっ……ぁ……」
「――美琴、いいか?」
「いいけど……。赤ちゃんに負担にならないようにしなさいよ」
「わかってるよ。ほら、後ろ寄りかかれ」
言いつつ、胸に左手を伸ばす。もちろんもう一方の手は美琴の足を開かせるために使っている。
片足をM字に開き上げ、俺の体を美琴の前に移動させる。
それを期に右の手は、美の大きくはだけたスカート中の純白の中に侵入させる。
ブラのホックは外してあったので、緩くなったブラを、シャツとともに限界まで上にめくりあげた。
心なしかその膨らみが大きくなっている気がする。
「美琴のここからみるくがでるんだよな」
自分でもすけべなこと考えるなあと思う。
まあ自己主張する美琴のそれに吸い付きながら考えることでもないと思うが。
「あぁっ……とぉまっ、吸いっ、付かないでっ、――んっ」
155:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/16(水) 19:49:25.36 ID:V7Os89ncO
当然右手は大洪水まっただ中だ。
今までは胸への責めに集中させるために下への刺激を少な目にしていたが、そろそろいいだろうと赤ちゃんへと続く割れ目に指を突き立てる。
「んんぁ――――っ」
軽く絶頂に達したのか、美琴は背中をのけぞらせ悶える。
その姿がたまらなく淫 艶で、俺の上条さんもアップを開始したらしい。
乳 首舐めより、下に舌を這い下がらせ、臍を円を描くようにくすぐった。
最下ではあえてじゅぷじゅぷと音をたてて二本の指が出し入れされている訳だが。
「赤ちゃんがでてくるんだからしっかりほぐさなきゃな、美琴」
「あっ、ああんっそっ、ね――っはぁっああ――っ」
どうやら返事をしているようだが、残念ながら日本語になりきれていない。
「そろそろいれるぞ、美琴。赤ちゃんにちゃんと挨拶しなきゃいけないしな」
そう言って、俺は自身をだらしなく汁を垂らす秘 所に滑り込ませた。
184:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/16(水) 20:54:49.36 ID:V7Os89ncO
前後運動を繰り返しカ リ首で愛液を掻き出す。
生でするのは今回が二度目であるが、心配しなくても言い分気楽というか、遣り甲斐があるというか、ともかくあれだ、欲望に身をまかせられる。
抑えるところはちゃんと抑えるつもりだが。
美琴の両足を抱え、少し荒く腰をあてる。もちろん刺したままだ。
「とぉまぁっ、きもちいんっ、もとぉっ!」
美琴も今ばかりは本能に忠実なようだ。
陰 核を親指のはらでかるく擦り、刺激を与えてやる。
悦声も大きくなり、体も呼応するように激しくよがるようになった。
何度か達してることなのだろう。
――っ、そろそろかな。
「美琴、だすぞっ……」
そう言い、射 精感とともにそれを抜き去った。
たっさに秘 所には二本の指を突っ込んでやる。
「んあああっ――――くっ!」
188:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/16(水) 21:13:12.26 ID:V7Os89ncO
どうにか同時にイけただろうか。
「美琴……。どうだった?」
半裸でぐったりと寝そべる美琴にきいてみる。
否応なしに見てしまう腹上の乳白色が、下 腹部に要らぬ血液をおくりこんでしまう。
「きもち、よかったけどぉ……。激しすぎよ、ばか」
違いない。
少し反省の念もあるが、まあ美琴が悦んでくれたし、外にも出した、無理な体 位もしてないし大丈夫だろう。
「悪かったよ。――立てるか? 風呂行ってこい」
「うん」
少し千鳥足ぎみの美琴を風呂に送る。
離れ際に軽く口づけを交わすのも忘れない。
――さて、後片付けとしますか……。
201:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/16(水) 22:35:21.01 ID:V7Os89ncO
数日後、つまりは駆け落ち実行日。とある閑な土曜日の午前中。
金をバイトして貯めた。
さっそくの死ぬ気で、夜勤、土木までして貯めた金。
簡単に消える量でもないが、かといって普通に生活できる量でもない。
そんな、はした金だ。
「遅くなってごめん。荷造り手間取っちゃって……」
「昨日のうちにやっとけっつったろ? これだからお姫さまは」
まあそんな振り回され加減も、俺には心地よく感じるんだがな。
要するにこいつといられる。それでいい、そんな風に思えるのだ。
そんな女がいるだけでも幸せってもんなんだけどな。
「それじゃ、行く?」
「そうだな。――行くか」
二人、手を繋いで歩く。
冬も深まるこの時期に、俺たちは育ててもらった学園都市に背を向け、友達のもとから離れ、そして親からも巣だつ。
それが、間違ってるかなんてことは、今決めることじゃない訳で。
これからどうなるか、わからないことしかない――ただの一つ、こいつと歩んでく、と決めたこと以外は――訳で。
バスの窓に流れる景色、懐かしい景色だ。
もう戻らない、否、戻れない日常にさようなら。
俺たちは、頑張っていくから。
210:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/16(水) 23:01:13.05 ID:V7Os89ncO
「お母さん、行ってきます」
高校の部活があるのだと、玄関から出ていくその少女に、私は昔の自分を重ねていた。
肩までつくかつかないかのシャンパンゴールド。
年齢も相まって、本当に昔の自分の生き写しに見える。
唯一の違いと言えば、超能力開発をされていないことくらいだろう。
あれから何年たっただろうか。
田舎に住み場所を見つけ、地域の人に助けられながら、腹を痛めてあの子を産んで。
立てるようになって、喋れるようになって、それから七五三、運動会、文化発表会。
毎年の成長が嬉しかった。
二万人もクローンを作られたり、世界を守るために魔術師たちと戦ったり。
そんなことは一度もなくて。
普通に生きさせてあげられて本当によかった。
私たちの守った命は、このまま普通に恋して、普通に結婚するのだろう。
それでいいのだ。
私は空を見上げる。
そこにはあの日のような、ただ青くただ蒼い空が広がっていた。
214:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/16(水) 23:17:16.78 ID:V7Os89ncO
ながかった…
まさかこんな長くなるとは
少しでも目を通してくれた人に感謝
不甲斐ない語彙と展開で申し訳ない
お疲れさまでした
219:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/16(水) 23:21:16.18 ID:5+g+PdiO0
でも原作の設定じゃ駆け落ちとか無理だろうなぁ……
レベル0の上条さんが出るときもすごいいろいろあったわけだし、
ましてや第三位が出られるとは思えない
それはそうと乙
221:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/16(水) 23:27:12.49 ID:V7Os89ncO
>>219
だよなあ書き込んじゃった後にきづいたおれアホス
232:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/17(木) 00:02:55.45 ID:+Ldni71W0
>>219
どっちかっていったらアレイスター的には
重要度は上条>ビリビリじゃないか
220:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/16(水) 23:21:55.96 ID:WpPjH/vSO
やはり避 妊は大事であるというのが
221:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/16(水) 23:27:12.49 ID:V7Os89ncO
>>220
むしろそれ言うためだけにこのSS書きました
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